二月一日   漫画。

漫画はまとめ買い。

七冊。




日曜日なので、今日は一休みしよう、と思って安倍川の河川敷でのんびりした。

その帰り、本屋さんに行ってみたら、色々本があったので、久々に漫画を買うことにした。


 ドライブ 4巻
 コナン 44巻
 ヘルシング 6巻
 朝霧の巫女 4巻
 アニメ店長 1巻
 21世紀少年 15巻
 さるかに合戦 


分かる人には分かるだろうが、ジャンルも何もあったものではない。

漫画の趣味が幅広くて良いと思った。

家に帰って、早速表紙買いをした吉田戦車の「さるかに合戦」を読もうとしたら、目次に「第九話」とか書いてあった。

よくよく表紙を見ると、「地の巻」と書いてある。

「地の巻」の前には「天の巻」があるわけで、


数字が書いて無いから、全一巻の漫画だと思い込んでいて気がつかなかったのだ。

吉田戦車の本であったというのも重要なポイントだと思う。

これから表紙買いするときにはもっと注意しようと思う。


 二月二日   ソプラノ。

やや小さいので扱いにくいが、指の動きは簡単。

おどろいた。




たて笛の話だが、今まではアルトリコーダーという、中学校の時のリコーダーを使用していた。

だが、友人がソプラノリコーダーのほうが楽だよと言うので、半信半疑でソプラノリコーダーを購入してみた。

近所のお店で300円で買ったので、騙されていたとしても大して痛くない。

じゃあ、試してみるかと、運指表を見ながら吹いてみたところ、びっくりするくらい楽だった。

よく考えてみれば、小学生が使うのはアルトではなくソプラノリコーダーであり、この楽譜もそれに合わせて選ばれているのだから、こちらのほうが楽なのは当然である。

今まで練習してきた数時間がわずか数十分で覆されてしまい、嬉しいやら悲しいやら。

とりあえず試験はなんとかパスできそうなので素直に喜ぼうと思う。

うわーい。

ちなみに、用済みになったアルトリコーダーの処分は護身用の武器として枕元に置くことで解決。

いつか「強盗をたて笛で撃退」とかいう記事が新聞に載ったら、多分それは僕だ。


 二月三日   節分。

間違えた。

KKK風味の節分。




節分だ。

だが、豆が無い、鬼のお面がない、鬼の金棒もない。

せっかくのイベント、少しでも気分を味わいたいのに。

しかたないので、代用品として、BB弾と覆面とエアガンで代用してみた。

だが、何かが違う。

鏡を見て「はて、節分とは如何なるものであっただろうか」と、考えてしまった。

この格好は節分よりもバレンタインやクリスマスに相応しいように思う。


 二月四日   新人さん。

新人教育中。

アルバイトでのお話。




二月になり、試験が近くなったために、正月前から働いていた学生が大量に辞めていき、それを補うための人員が入ってきた。

ク□ネコヤマトのアルバイトは、50歳までOKなので、中年のアルバイトの人の比率が高い。

新しく入った人も、その法則に従い、40代後半という感じの方であった。

私は文化系か体育会系かで言えば体育会系の人間である。

年功序列、自分より多くの経験をしているというだけで敬ってしまう。

一応私はこの仕事においては先輩であり、色々聞かれたりするのだが、どうも自分の倍以上生きている人に敬語で話しかけられるのは奇妙な気分である。

自然と、会話はぎこちないものになってしまう。

それに、そんなお年になってこのような深夜のバイトを始めなくてはならないというのは、なかなか複雑な事情がありそうな気がする。

是非ともその辺のお話を伺いたいところだが、爆弾を踏みそうで怖い。

このバイトが黙々とやる種類のもので良かったと心底思うのである。


 二月六日   苗字のイメージ。

まだまだだらだら更新。

愛想笑いにすらならないぎこちない笑い。




大学での知り合いに中村君という人がいる。

私は人の名前を覚えるのが苦手なので、彼のことを「中川君」だと勘違いしていた。

すると、他の友人たちが「あいつはそんなにカッコいい名前じゃない」と言った。

どうやら「中川」という苗字にはカッコいいイメージがあるらしい。

その辺のところを探っていった結果、我々はあの長寿漫画「こち亀」に辿りついた。

なるほど、「こち亀」の中川さんはお金持ちでカッコよくてスポーツができて人がよくて、どこまでも素晴らしいイメージで構成されている。

全国の中村さんには悪いが、確かに「中村」から感じられる田舎臭い感じとは一味違う。

どこか洗練された、都会的な感じがする。

他の例を出すと、「西川」と聞くと「きよし」のイメージ。

「小泉」だと「今日子」か「純一郎」である。

「徳川」とかになると、具体的な名前の連想ではなく、やたらと偉そうな印象が強くなる。

このように、我々の頭の中には既知の著名人の名前とイメージが刷り込まれており、その苗字が出てくるだけで反射的にそのイメージが再生されてしまうのである。


そんな会話をしていた時の友人の一言。


「ビート」なら「たけし」だよな!


果たしてビートというのは苗字なのだろうか。この場合は「北野」と言うのが正しいのではないだろうか。

…っていうか、「ビート」って他に誰がいるねん。


どうツッコミを入れるべきか迷ったのでとりあえず笑って流すことにした。

随分僕も大人になったものだなぁと思った二十歳の冬の出来事。


 二月七日   牛乳。

たぷんたぷん。

だめだめ。




お部屋の隅に放置してある牛乳の効果音が「チャプンチャプン」から「トプントプン」に変わった。

着実に駄目になっているようだ(俺が)。


 二月八日   すたっ。

飛び降りるという行為は身体に相当な負担をかけるらしいです。物理とか分からないので詳しいところは分かりませんけれど。

かなり老けさせてしまった。本当は黒髪に白髪が目立つ程度。




バイトの作業場には、トラックが乗りつけるための段差がある。

それなりに高いので普通はタラップや梯子を使って下に降りる。

そのタラップまで歩いている途中、50代後半と思しき人が颯爽と飛び降りるのを見た。

飛ぶ瞬間の満足そうな顔といったら、十歳は若く見えるほどだ。

二十歳という若さであるのに、私にはここで飛び降りるという発想すら無かった。

情けない。

いつまでも子ども心を失わないというのは素晴らしいことであると思った。

だから、着地の瞬間に「うっ」って低い唸り声が聞こえたこととか、その後何故か膝をさすっていたとか、そういうところは見逃そうと思う。


 二月九日   思い出した。

直列。

そういえば、試験期間は来週の半ばまでらしいよ。




ああ、そうそうそう、思い出した。

この前ちょっと思ったんだけどさ、「思い出した」っていう前フリから始まる話ってつまんないことが多いよね。(←好例)